GoogleがUbuntuベースを止めDebianベースのgLinuxに移行

   

GoogleがUbuntuベースを止めDebianベースのgLinuxに移行




GoogleがUbuntuベースを止めDebianベースのgLinuxに移行

近頃寒暖の差が激しいですがDo-you-linux.com読者の皆さんは風邪などひかれてませんか?

風邪を引いたら即ビタミン剤とウイダーinゼリーのヴィタミン味とC10000を買う筆者ですが

ぶっちゃけ効いてるのか効果の程は不明です。

もはやプラシーボ効果...治れば良いか

皆さんの風邪へのオススメ対処はどんなものですか?

GoogleがUbuntuベースを止めDebianベースのgLinuxに移行

Googleは独自にLinux持ってたんですね!

筆者も耳に挟んだ程度で記事にするのは今回が初です。

Google社内の開発環境はWindows, Mac とLinuxがあるようで

2012年移行、開発陣にはGoobuntuの使用が推奨されているようです。

しかし必須ではないとのこと。

Goobuntu - Ubuntuベース

過去5年に渡りGoogleはUbuntu LTSベースの「Goobuntu」を開発プラットホームとしていました。

FedoraやopenSUSEではなくなぜUbuntuなのか?

当時Bushnellはこう答えています。


We chose Debian because packages and apt are light-years ahead of RPM”

私たちはDebianを選んだ。なぜならaptやパッケージはRPMの数光年先を進んでいる。


And, why Ubuntu over the other Debian-based Linux distributions? “Because it's release cadence is awesome and Canonical offers good support.”

なぜDebianベースの他のLinuxではなくUbuntuなのかというと
Ubuntuのリリース期間(LTSは2年に一度)は素晴らしくCanonicalが良いサポートと提供してくれるからだ。


There is no default Goobuntu interface.
Goobuntuのデフォルトインターフェースは存在せずGoogle内の開発者が好きにDesktop環境を選べる。

中にはKDE,GNOME,X-WindowとX-Termsを使う人やMac好きな人はUnityを使う傾向にあるようだ。

と2012年にThe truth about Goobuntuにて発表していました。

gLinux Debian 10ベースとは

次期Google製Linux gLinux

過去Google社内で使われてきたGoobuntuに代わり

昨年2017年Debconf17にてgLinuxの使用についてアナウンスがあったようです。

しかしながらITニュースに大きく取り上げられなかった模様。

gLinuxの開発状況は2017年8月16日にベータとなったとのこと。

Goobuntuと名前の通りUbuntuベースでしたが

gLinuxからDebianベースへ移行し

現在最新のDebian 9 「Stretch」ではなく次期リリースのDebian 10 「Buster」ベースになるとのことです。

gLiunxはArch Linuxのようにローリングリリースを採用しアップデートすれば常に最新の状態を保てるようです。

gLinuxはダウンロード可能?

一般ユーザーの私達はgLinuxを入手でるのか?

残念ながら出来ません。

gLinuxはGoogle内に限り使われるとのこと

Google内では早ければ今年の夏頃にGoobuntuからgLinuxへ完全移行するようです。

Lifehacker版Goobuntuに見せるデスクトップカスタマイズ

Goobuntuの外観は画像検索にないだろうなと検索してみると

LifehackerにてGoobuntu風にカスタマイズしたスクリーンショットを発見!

GoobuntuでもgLinuxでもありませんがConkyのGoogle Nowテーマを使ってGoogleの天気予報っぽく見せたり

Googleのマテリアルデザインを意識した外観にカスタマイズされています。

参考にリンクを貼ります。
Lifehacker: The GooBuntu Desktop

筆者から

GoogleがなぜUbuntuを捨てDebianベースを採用したのか定かではありません。

先日のIntel CPU問題をいち早く発見したGoogleのProjectZeroチームの動きを思い出すと

CanonicalはIntelからCPU問題を通知されています。

先に問題を把握したProjectZeroからGoogle→Intel→Ubuntuと通知が行き

Ubuntu→Goobuntuへの修正と通知から修正までかなり時間を要したことから

Ubuntu側の修正を待つより自分たちで直せるものは即直したい。

なんて気持ちも大きく反映されているかもしれません。

しかしUbuntuからDebianベースになっても問題修正までの経路は同じかもしれませんが。

Googleはいつも謎に包まれてますね。

〜〜〜ボヤキ〜〜〜

毎週何を書くか記事のネタ帳を作っているのですが週一更新だとビッグニュースが飛び込んできてネタ帳にためた記事を書くことができません。

よくもまぁ大企業揃ってニュースネタに尽きないなと関心するのですが

更新ペースを早めれば良いだけでしょうか。

参考
ZDNet: Google moves to Debian for in-house Linux desktop
It's foss: No More Ubuntu! Debian is the New Choice For Google’s In-house Linux Distribution

それではdo-you-linux.com読者の皆さんも良い週末を!

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