Ubuntuをアップデートする(コマンド編)【LinuxOSの取り扱い説明】
2018/01/12
Ubuntuをアップデートする(コマンド編)
Ubuntuをアップデートする(コマンド編)【LinuxOSの取り扱い説明】
Fedora,CentOSなどの各Linuxのアップデート早見表はこちらのページで紹介してます。
ここではUbuntuをアップデートして最新の状態に保つ方法を紹介します。
Ubuntu以外にもDebian, Linux Mint, Raspberry Pi(Raspbian)と広く使えるコマンドなので一度使ってみてください。
どの分野も良い仕事をするには道具のメンテナンスや掃除はとても大切ですが
Ubuntuはインストールされているソフトも含め簡単にメンテナンス、アップデートできます。
コマンドでアップデートするためにターミナルを開きます。
Ubuntuメニューからターミナルを開いてもいいですが
ターミナルを開く便利なキーボードショートカットがあります。
キーボードのCtrlキーとAltキーを押しながらTキーを押してターミナルを開きます。
ターミナルが開いたら下記のコマンドを実行。コピーペーストもOK
パスワード入力が求めれられるので入力します。
パスワードはUbuntuにログインする際のものを入力します。
もし自動ログインに設定しパスワード不要でUbuntuを使える方は
Ubuntuをインストールしたときに設定したパスワードを使います。
※入力中、パスワードはプライバシー保護のため表示されません。
しかしきちんと入力されるので
入力後キーボードのエンターキーを押します。
アップデートが開始されます。
しばらくするとアップデートが完了します。
アップデートを半年ぶりに行うときはかなり時間を要します。
ちょっとパソコンから離れてコーヒーでも飲みに行きましょう。
毎日、毎週アップデートしてるかたは数分でアップデートが終わるでしょう。
コマンドを一つ一つ説明。
最新のアップデートを確認します。
確認した最新のアップデートを適用します。
dist-upgradeでディストリビューションを最新のものに適用します。
依存関係解決後に使わなくなったパッケージを削除します。
他のパッケージの依存関係を満たすため自動的にインストールされ、不要になったパッケージを削除します。
作業時のaptキャッシュを削除します。キャッシュ(/var/cache/apt/archives)が肥大化することを防ぎます。
さらに詳しく知りたい場合はapt-get のマニュアルにて確認できます。
アップデート完了後 再起動してください。
*カーネルのアップデートがない場合ログアウト、最ログインするだけでアップデートが適用されるので電源を落とすことなくアップデートが適用できます。
アップデートしたら勝手に再起動してほしい!
人間パソコンのアップデートが終わるまで画面に張り付いてたくない!
なんてかた
私も同感です。
アップデートしたら勝手にUbuntuが再起動するように先程のアップデートコマンドへ再起動命令も加えましょう。
加えるコマンドは
&& sudo init 6
アップデート後に再起動命令&& sudo init 6を加えたアップデートコマンドは以下
これでアップデートが終わると勝手にUbuntuが再起動します。
しかし!
あまりにアップデートが長い時間かかると
最初に入力したパスワードを再度聞かれることがあります。
[sudo] password for
再起動命令もコマンドに入れたし安心してコーヒータイムへGo!
戻ってきたら再起動されてない...
どうなってんだ!?
コーヒータイムできっとあなたは心の余裕が増大してるでしょう
落ち着いてパスワードを再度入力しましょう。
もちろんアップデート中は何も作業をしないことをオススメします。
せっかく作業してたのにアップデートコマンドに再起動命令つけて
作業内容ぶっ飛んだ!
全てやり直しになってしまいます。
アップデート中はパソコンやUbuntuより大事なあなたも小休止入れてください。
アップデート終わったらシャットダウンしてほしい!
アップデート終わったらシャットダウンしてほしいな〜ってときは
&& sudo init 0
を使いましょう。
0は英数字のゼロです。
アップデート後にシャットダウン命令&& sudo init 0を加えたアップデートコマンドは以下
再起動は6でシャットダウンは0
これさえ使えればアップデートが終わるまでずっと画面に張り付いている必要はありません。
大事なことはもう一度書きます。
アップデート中は何も作業をしないことをオススメします。
コマンド長くて覚えられない!毎回面倒だ!
すごくわかります!
毎回sudo apt-get update〜なんて入力している間にカップヌードル食えちゃいます。
時は金なり
とカネカネ発言を小出しすると
やはり時短は大事な技です。
ということでなが〜いアップデートコマンドをたった一つの英単語にしましょう。
必要なもの
・vim
vim(エディタ)を使うので
インストールされていない方は
vimのインストール:Ubuntu
ターミナルから以下のコマンドを実行します。
コピペでターミナルに貼り付けてみましょう!
※実行するにはキーボードのエンターキーを忘れずに。
早速vimテキストエディタを使って.bash_aliasesに一行追加します。
※重要日本語入力から英語入力に切り替えてください。
キーボードのiキーを押して挿入(INSERT)モードにします。
以下のコマンドをコピペで貼り付けます。
上記のコマンド貼付け後、
すかさずキーボードの左上にあるEscキーを押します。
次に
コロン(:)を忘れずに
:wq
と入力します。
exit
と入力または
ターミナルの右上のxボタンを押してターミナルを閉じます。
※重要この時に全てのターミナルが閉じたことを確認してください。
goupdateをチェック!
もう一度ターミナルを開き
と入力しキーボードのエンターキーを押します。
パスワードが聞かれたら設定はパーフェクトです。
長かったコマンドもこれからは
goupdate
でアップデートが開始されます。
シャットダウン命令を加える
goupdate0でシャットダウンする
再起動命令を加える
goupdate6で再起動する
ここまでやればあなたも道具のメンテナンスのため時短道具を用意したも同然です。
よく設定しました!
まとめると
goupdateでアップデート
goupdate0でシャットダウン
goupdate6で再起動
WindowsとLinux更新作業比較
1.Windowsの電源をOFF命令
2.更新作業が開始される。
3.電源を切らないでくださいと表示される(電源を切りたい時に切れない。)
4.しばらくして電源OFF
5電源ON
6.起動しながら更新適用が始まる。
7.Windows起動
Linuxの場合
1.更新適用後
2.UbuntuまたはLinuxの電源OFF命令
3.電源OFF
4.電源ON
5.Ubuntu起動
これだけで見ると1,2ステップしか差がないように見えます。しかしユーザーが電源を切りたいときに電源を切れないことを比較するとユーザーが要求する操作にどちらが素直なOSかはっきりします。
筆者は&&を付ける方法どこで知ったのか
この方法を身に着けてもう10年以上前なので出典はとっくに忘れてしまったのですが
似たようなことをAsk Ubuntuで書いてあるので参考にどうぞ
Ask Ubuntu How to install updates via command line